【作品紹介】
垣谷美雨の同名ベストセラー小説を「狗神」(2001)以来20
年ぶりとなる天海祐希の単独主演作として映画化。家計に無
頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人
と暮らす平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッ
グも我慢して、夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり
繰りし、コツコツと老後の資金を貯めてきた。しかし、亡く
なった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の
結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負
担、さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金
を目減りさせる出来事が次々と降りかかる。そんな中、章の
妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き
取ることを口走ってしまう。芳乃を加えた生活がスタートす
るが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、
篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。
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